2023/11/5  週報メッセージ

「愛と真理をもって礼拝する」 (礼拝②)

   (ヨハネ4:16-24) 

主イエスは、サマリアの女に「まことの礼拝」について切々と語られました。イエスの言葉はこれまでの礼拝の概念をまったく変えるものでした。私たちの時代においては、さほど感じられないのですが、旧約時代に生きてきた人にとっては、礼拝の考え、あり方、姿勢を驚くばかりに転換するものでした。その後のキリスト教の礼拝は、①いつでも、どこでも「礼拝」できる。神殿でなくても礼拝できる。②聖霊によって、イエスを知り、父なる神をあがめる。③旧約のいけにえ、儀式をしなくても、ただイエスの贖いを通して、聖なる神に近づくことができる…ものとなりました。

主イエスはサマリアの女に「本物の礼拝」とは何か教えました。最初は心を閉ざしていたのですが、次第に心が開かれ、イエスさまが預言者(19)、続いて救い主であることに気づいたのです。「あなたと話しているこのわたしが、それ(キリスト)である」(26)。 この時、この女性は変わりました。

まず救い主(キリスト)との出会いが礼拝の原点です。私たちも礼拝のたびごとに、主イエス・キリストとの出会い、み言葉との出会い、み言葉の悟りと迫り、を求めていかなければなりません。

次に「霊と真理をもって」とは何かを学びましょう。「霊」とは、「聖霊」のことです。聖霊なくして、イエスを知り、従うことができないのです。ですから霊によって礼拝するには、「悔いて、開かれた、きよい心」が必要となるのです。「真理」とはイエスまたはイエスのみ言葉。イエスご自身、「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです」と言われました。「父なる神さまに向って、聖霊が臨在する中で、イエス・キリストの御名によってささげる」…これが三位一体の神への礼拝となるのです。

(10/29 山本修一師説教)